足首を出して出歩く人が多くなった。
たくましい人はふくらはぎまでがっつり出してるこの季節のなか、自分はもちろん足首まで出すのが限界だ。
サンダルにナイキの白靴下を履いている人見ても特に誰も笑わない。
前までは血祭りにあげられるほどの暴挙だったのに、一体誰が良しとしたのか…。
多様性を認める社会が進んでいるのは間違いない。良いことだな。
それでも自分はやはりサンダルにはサンダルなりの仕事があるはずだと思う。
サンダルは素足で履くものであるという自分の中の常識は、そう簡単には覆らない。
でもサンダルの気持ちになって考えると、サンダルにとっては臭い足を直で乗せられることもないから、悪い気はしないだろう。
そう思うことでサンダルと靴下の折り合いをつけた。