寒い
起きてから
ホットカーペットが暖かくなるまでの間
どこがこの冷えた足を行き先になるのか
自分の体温で温められた布団から抜け出せない状態でこう思う
そして、口を開けてしまって寝ているから
喉がひどく乾燥して、気持ち悪い
多分インフルエンザウイルスを持っていたら
一気に繁殖してしまうだろうな
と思うが、そこまでの人との接触がないことに
気を落としそうになる
起きたてほやほやの不細工な顔に歯ブラシを突っ込む
今日は何着て行こうかな
週に一度しかない、本業だ
気合を入れていかないと
さぼった瞬間に、自分の体が、溶けてなくなってしまうだろう
そんな危機感もないまま、うがいをする
その頃にはもう、あれだけ自分の足かせになっていた、足の冷えも忘れている
さっき頭で決めた、服装になる
靴下だけは適当にそこから、あさって履く
詰めの甘さはこう言うところに出る
ホットカーペットが温かくなったところで
ほとんど座る時間なんてない
必要なかったなと、いつも思う