文字を書くこと残すこと
それは自分の分身を残すような
行為に似ている
自分が考えたことや思ったことは
その場その場の一瞬のできごとで
すぐに、頭の中から消えていく
音を聞くようなのと同じ感じで
いつまでもいつまでも残っているわけじゃない
しゃべることと、かくこと
どっちとも、ただ言葉を使っているだけなんだけれど、
残るか残らないかで、価値が変わってきそうな感じがする
旅行に行って写真を撮るのか、その場の雰囲気を楽しむのかと、近いものがあるような
1番楽しい瞬間を写真に収めたいけれど
1番楽しい瞬間は写真を撮ってたら味わえない
的なジレンマ
それでも、自分は文字を書き続けて
何かを残し続けたい
自分がどこから来たのか
わからなくなってしまわないように
自分が何を考えていたのか
忘れてしまわないように
ヘンゼルとグレーテルのクッキーを道中
落として歩くような感覚で、残していく
そんなことが好きな自分
そういう形のナルシストなんだろうな