はんなりブログ

何者でもない人間の日常。気軽にコメントください。

共感

 

知ることが幸せにつながることはない

 

勉強をしておけば良かったのに

健康に気をつけておけば良かったのに

 

と自分の後悔を下の世代に知らしめる

アドバイスを100%聞いてもらえるはずもないのに

同じ失敗を繰り返す人に対して

だからあの時にこういったのにと

ため息まじりの説教をする人もいる

 

知ることとは経験することだとしたら

人を伝って聞いたことなんか、なにものにもならない

 

だけれど

他人に対してその程度しか出来ない

それが最大限のできることなのだ

願いを込めて、経験を語ることだ

自己満足になってしまうけれど

 

 

当たり前のことを当たり前のように語っている

昔話をありがたく思うのは

教訓が得られるからじゃなく

共感が得られるからなんだと思った

 

つまりそれは

下の世代になんとか説教を垂れたいが

自分の言葉や人格に説得力がなくて

昔話に威を借りる

説得力増強剤としての需要があるからなんだと思った

 

だから

何も知らない子供が、知らないことを知るための需要があるわけじゃなくて

 

物語に共感した大人が、子供に知ってほしいと思う需要が大きいんだと感じた

 

そう考えたら

考えが180度変わるような目新しいものじゃなくて

なんとなく心当たりのある共感できるものを書いた方が

人々に親しまれるだろう