はんなりブログ

何者でもない人間の日常。気軽にコメントください。

小さなことからコツコツと

 

 

昨日はスーツ姿で証明写真を撮りにいった。

友達に誘われたからいくことにした。

撮る前に美容院で散髪したのは、本当に偶然だった。美容師さんに伝えてキレイに髪を整えてもらった。

そのあと、自分の家に集合してから行った。

ネクタイを結び慣れてなくて、時間がかかるから、面倒なのと、待たせたくないのとで、代わりに結び目を作ってもらって出発した。

よく通ってた道に写真店があったなんて知らなかった。

普段は見向きもしてなった店。今日は目立って見えた。

 

スーツは大学の入学式のために作った1着しか持ってなくて、着たことはたぶん5回くらいしかない。

 

昨日も、なんの迷いもなくそれを着た。

というか、迷う選択肢がなかった。

 

写真屋のおっちゃんに、シャツが差し色が入ってるから、真っ白なビジネススーツの方が印象が良いよって言われたけど、そんなこと言われたって困るって思った。

 

確かに、差し色が入ってることは軽い感じになるかもしれないけれど、シャツに差し色があるかどうかで、就活とかの結果が変わってくるとか考えにくかったから、仕方ないのでこれで撮りますと言った。

 

ちょっとするとおっちゃんが無地のシャツをどこかから取り出して来て、良かったらこれ着て撮影しなさいと言ってくれた。

自分は写真の着てる服1つで人生が変わるなんて事はないと思うし、もしあったらそれは就活事情に物申さないといけない事態に発展すると思う。

だけど、おっちゃんの好意を無駄にする事は申し訳ないと思ってありがたく借りることにした。

 

どこかに少しだけ、差し色1つでビビっている自分もいた事は隠しておきたい。

 

ついでに、ネクタイも変えられた。

紫とオレンジのボーダーは少し派手らしく、青を基調としたネクタイも貸してもらった。

 

準備がダメダメ言うことを知った。

そう言ったことをネットで調べることをしたことがなかった。

 

着替える時間が必要だったので、先に友達が撮影していた。

裏で準備している自分はネクタイがうまく結べない。

結局撮影を終えた彼に、家と同じようにネクタイを結んでもらった。

 

撮影前にも、店員さんに少しネクタイを直された。

つけているネクタイも、シャツも自分で用意したものじゃない。

ましてやネクタイは自分で結んでない。

まだまだ、何1つ一人前じゃないって。

でも、自分はいつでも働けます。

と言わんばかりに、自信をもってカメラを見ていた。

その瞬間はシャツもネクタイも自分のものだった。

 

みんなどこかしら自分を隠したり、大きく見せたりするような事はしているんだろうなって思った。

エントリーシートに書かれた事はそう言った脚色が少しだけあって、それが積もっている。

そう考えた時に、おっちゃんがシャツを貸してくれたことは感謝しないといけないなと思った。

そして、ネクタイを早く結べるようになろうと思った。