帰省した実家に
今住んでる社宅のカギを置いてきた
午後9時
片道4時間
終電無し
絶望の役が完全に揃った
仕事にいけない
長旅の疲れなどかわいいものとしか
思えないほどどっと疲れた
ぷよぷよでいうところの
めっちゃでかい連鎖を食らって
もう何も出来ずに負ける、ばたんきゅー状態だ
そんな中
「緊急連絡先」と書かれた管理人さんの電話番号があった
藁にもすがる思いでかけた
15分で部屋の中に入ることが出来た
ありがとう、本当にありがとう
嬉しい、本当に嬉しい
何事もなく仕事にいける喜びがある
いや、そんなものはない
とりあえず一安心したことろで
ふと思ったことがある
カギを忘れたことに気がついたのは
アパートの下のオートロックの前
それまでの道中4時間の間は全く気がつかずに
絶望のぜの字じとはほど遠く
爆睡の爆睡の字が完成していた
全身の力が抜けるくらいふにゃふにゃになったのは気づいた瞬間だった
現実があること
と
現実を認識すること
のタイムラグを実感した出来事
悲しいこと
知らなくても支障が起きないことに関しては
知りに行かない方がいいんだな
と思った