星のカービィが大好きだった。
あの愛くるしいルックス。ゲームの世界でもカービィと一緒にすごしていた。
良く食べる(吸い込む)ところも、少食の自分にとっては魅力的だ。
小学校の四年生の時に、将来の夢に声優と書いたことがある。
別にアニメが好きなわけではない。
ただ、星のカービィ専属の声優になりたかった。自分の声とかを適正を考えずに、ただ「ぽよ」を言いたいとだけを考えていた。
親も、笑顔で頑張れと言ってくれたのを覚えている。親にそう言われたら、なにもせずともなれると思っていたくらい幼い時代だった。
とにかく、それくらいに星のカービィというものは自分の中で大きな存在だった。
いつもの間にか、声優の夢は消えて、星のカービィの新作が出ても見向きもしなくなっていた。
大きくなるに従って星のカービィは、自分の中から消えていった。
でも、今でもカービィは大好きだ。
いろいろなことを教えてくれる。
吸い込んだ相手の能力をコピーして、自分のものにしてしまう。なんて器用なんだ。
だからと言って、相手の悩み不安をコピーなんてしない。なんて器用なんだ。
カービィの絵描き歌に「基本はまる」というフレーズがある。これを自分の座右の銘にしようと思う。
カービィのパーツはほぼまるで出来ているから、これを唱えていけば自ずとカービィを描くことができる。
最近になって思う事は、人生も基本はまると唱えれば、大抵のことはなんとかなるのではないかと言うこと。
辛いことや苦しいことがあっても、基本はまるなんだ。
そんなに、考えすぎることはないよ。
という、メッセージが込められているに違いない。
たとえ、そんな意図はなくても、自分がそう思い、元気付けられたら、それで良いんだと思います。
カービィさん。まさにピンクの悪魔。
まだまだ学ぶべきことはありそうです。
ちなみにコピー能力は
バックドロップと、スロウ、トルネード。