電車の中の人たちが選んだのは貴船口だった。
自分も降りた。
前編をかいてたのは岩倉駅から貴船口までの時間。あぁ、頭の中での独り言をそのまま記録しておくことはできないか。と本当に思う。
鮮度を落とすことなく文字に打つ行為それ自体、新鮮な気持ちを取り込むことを邪魔してると感じてならない。
青々とした紅葉には全く目移りすることがなく、気づいたら山の奥に入ってた。
今ここは貴船神社の奥宮。
駅から降りて貴船神社まで、約2キロの坂道を歩く。これが結構しんどい。
しかし、貴船神社を目的としているためみんなそこまでは行く。賽銭を入れるのに40〜50人並んでいた。
さらに坂を上がったところに奥宮はあるけれど、人は少ない。5人程度でしか並んでいなくてすぐに参ることができた。
木のベンチもあって、ここで初めてくつろいだ。連理の木という、杉と楓の違う種類の木がくっついている状態。ひじょうに珍しいそう。この木を眺めているころにはもう、今日の前半の大学生かわいい子探し選手権。いや、インターン説明会のことなんかすっかり忘れてた。
ということを思い出した。
内定をゴールとしたら、就活がレース。
インターンなんか、まだまだ準備段階でしかない。そのまた準備でこんなにつまづいている。
まだ靴紐も結んでないのに、というか靴を履いているかどうかの段階なのに、つまづいた気がした。