はんなりブログ

何者でもない人間の日常。気軽にコメントください。

病院

 

 

小さい頃はしょっちゅう病院に行っていた

病院は当然嫌いだった

耳鼻科に行くと何時間も待った

幼少期の待ち時間は永遠に近いものだった

 

なんで何回も病院に行っていたかは

覚えていない

小さいから錠剤は処方されなくて

粉薬を飲むしかなかった

苦い薬を飲むのは人生の中でもなかなか辛かったような気がする

 

母親は薬を飲ませることに苦心していた

オブラートとかゼリーなんかはまるで効果はなかった

たしか、唯一ちょっとだけうまくいった方法は

ジャムサンド的なのに紛れ込ませる作戦だったような気がする

 

気がする気がするばっかりだけど

ほんとうに記憶が曖昧だ

もう10数年間前になるから

 

耳鼻科の待合室には

詩のようなものが額縁に入れられていた

文字は読める歳だったかな

アメニモマケズてきな感じで

主にカタカナで書かれてた

 

ヒトはなんとかしたときに老いる

ヒトはなんとかであるかぎり老いない

 

的な感じのやつ

 

多分、肉体的においても

こころはいつまでも若くいることは可能で

それは自分の心持ち次第だ

 

っていうこと

 

そのときは、全く意味の分からなかった詩

少しだけ、こんな意味なのかなと分かるような気がしてる

 

多分もっと歳をとったらカチッとはまるようになるのかなぁ

 

なんて

 

 

昔の話は実家に帰ったときまた聞こうかな