今週のお題「お弁当」
デジモンのビニールシートを引いて友達と話しながら食べる
遠足というのはたったそれだけのことが楽しみで楽しみで
夜もそわそわして眠れなかったのに
朝はパッチリと目がさめる、自分の朝の弱さを考えると快挙だ
運動会の日と遠足の日は、ランドセルじゃなくてリュックを背負って学校に行っていた
それだけで楽しかった
確かにそれだけで楽しかった
今思い返すと
自分が家から遠目の高校に自転車で通うようになったのは、
自分以上に両親にとってチャレンジングなことだったのかもしれない
7時40分にはもう0限が始まってしまうような高校に自転車を飛ばして通う
そう考えると、お弁当は何時に作り始めたら良いのだろう
そう考えると、一体何時に起きればいいのだろう
母の弁当を食べていた3年間、そんなことはそんなに考えたことはなかった
玄関に置いてある弁当箱をみることなく靴を履き、それを手に持ち走る
そこに、なにも特別なものがこもってないような、乱暴な手つきで自転車のカゴに乗せていた
弁当があるのは自分が遠足に行く日と同じように
やはり特別だ
特別な日が毎日あるから、日常と錯覚してしまった
そんな簡単に大切なことを見失ってしまう自分に腹がたつ
そーいえば、高校1年の時の副担任も
お母さんから弁当を作ってもらってたなぁ
あの時の、副担任の感情をもしかしたら読み間違えてたかもしれない